2010年7月20日火曜日

2008年開催のカルチャー・フォーラム

第8回 カルチャー・フォーラム開催!

「イギリス初の女性作家・ジェイン・オースティン作 
『自負と偏見』に見る結婚の諸様相」(講師:中山 匡美氏)

2008.12.13(土) 15:15~17:30
市民交流センター会議室

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」より約50年前の18世紀末に書かれたオースティンの「自負と偏見」は、数組の結 婚、そして夫婦間の日常を淡々と描きながら、ページをめくるのさえもどかしいほどの緊迫感にあふれた傑作です。
この傑作を、現代逗子のオースティンとも呼ぶべき講師の中山さんが、つつましく華麗にひもどいてみせます。

《プロフィール》
中山 匡美(なかやま まさみ)
英語学研究家。逗子市在住。
「ずし楽習塾」で、「原書で読もう」の講座を開催。
(2006年「O.ヘンリー」 2007年ヘミングウェイ著「キリマンジェロの雪」)
現在、サマセット・モーム著「雨」を原書で読む会の講師を務めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、終了いたしました。 

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第7回 カルチャー・フォーラム開催!

「版画を通して見た 逗子と宮沢賢治の世界」(講師:高橋 幸子氏)

2008.11.08(土) 15:15~17:30
市民交流センター会議室

高橋さんの父上は、戦前活躍された高名な彫刻家です。ガダルカナルで惜しくも戦死されましたが、高橋さんは幼児体 験としても記憶にとどめることのなかった父上の華麗な芸術の精華を受け継ぎ、現在木版画家として精力的に活躍されています。その豊潤な精神を籠めて、湘南 ビーチFMの森川いつみさんとトーク形式で語っていただきました。

《プロフィール》
高橋 幸子(たかはし さちこ)
読売新聞日曜版(全国版)短歌俳句欄の挿絵を2003年3月まで6年10か月にわたって担当。
常設展示/「高橋幸子こころの木版画」 山梨県清里の森 自在舎ぜぴゅろす
版画教室/「高橋幸子版画教室」鎌倉婦人子供会館


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、終了いたしました。 

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第6回 カルチャー・フォーラム開催!

「安心の住まいづくりでまちづくり」(講師:永橋 爲成氏)

2008.10.11(土) 15:15~17:30
市民交流センター会議室

長年「居住福祉」の活動を続けてこられた永橋爲成氏を講師に招き、私たちに最も身近な居住空間での「福祉の精神を 貫くまちづくり」をテーマに取り上げました。
私たちは長い間、ときにはうんざりするほど福祉の重要性を聞かされてきました。
しかしそこにはどこか空々しく、実感のない宣伝臭がつきまとっていたのも事実です。
それはおそらく「福祉」と「まちづくり」が緊密に結びついていなかったからに違いありません。永橋氏は、設計事務所の責任者として「住む人使う人のため に」のせいしんで、各地の医療施設、福祉施設の設計に携わってこられるかたわら、逗子市のまちづくりにも緻密な目配りを注いでこられました。
講演の演題には派手なパフォーマンスはありませんが、それだけ私たちにとってはゆるがせにできない重要なテーマを持っています。


[講演内容要約]
永橋氏は東京芸大在学中より高名な建築家・吉村順三氏に師事され「建集の神髄は住まいを考えることにある」との言葉をモットーに五十年近く建築家として 生きてきた、と話され、まずその志ともいえる吉村氏のことばを紹介された。
「どんな小さな住宅でも本当にうまくできたら、とても大きな仕事ができたと思う」「昔は町でも村でもみんなで共同して家を建てることが多かった」「昔の 下町では、隣の人がこうやったから、自分の家もこうやろうという気持ちがあった」「向こう三軒両隣、この言葉に目常生活のなかで相互に親しくあいさつを交 わしたり、ゴミ処理を果たすなど生活に密着した・・・・基礎的な単位を示していた。現代社会のなかでも連帯感を感じる上で有効であるばかりでなく、人間的 親密感を保ち得る限界であると考える」「日本で一番好きな建物はお寺や大きな家ではなく、本当は民家なのである」
ここから日本の江戸時代が共助・安心のまちをどんな風に築いてきたか、それは下町の銭湯などに象徴的に見ることができる、こうした精神は新潟地震後の山 古志村に再現されていて仮設住宅での孤独死がほとんどなかったのに比べ、神戸淡路大震災では同じ仮設住宅で1500人の孤独死があった、との衝撃的事実か ら、住まいづくりとまちづくりが如何に密接な関連にあるかを解説され、参加者の共感を呼んだ。
このことは同時に超高層ビルがどれほど非人間的な建築であるかを示唆している。
氏はその実例として、日本最初の超高層ピル・霞が関の設計者池田氏が同じ超高層ビル・三井ビルの自社で仕事をしていて一階の玄関を出た時、雪が降っている のに驚き、自然とかげ離れた建篆に疑問を抱いたとの感想を引用している。
更に市民が運勣でつくった福祉施設・千葉県松戸市の特養ホーム、同じ「サンシャイン美濃白川」、埼玉県鳩ケ谷市の「ひかり苑」など具体例を参照にしつつ 市民の手になる福祉施設がそこについの住処を求めた人達の心の襞にどれほど触れた建築であるかを自らの体験を踏まえつつ情熱的に語られた。その自らの体験 には「逗子まちづくり研究会」への参画などがあり、それが建築家として如何に重要な意義を持っているかこついても触れられた。

 

無事、終了いたしました。 

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第5回 カルチャー・フォーラム開催!

「何故、今、蟹工船か」(講師:島村 輝氏)

2008.09.14(日) 15:15~17:30
市民交流センター会議室

今日、もはや歴史の彼方に消えたと思われた戦前のプロレタリア作家・小林多喜二の「蟹工船」が静かなブームを巻き 起こしている。そのブームが語りかけるものとは何か。若い世代は若い世代なりに、熟年の世代は熟年の世代なりに考えてい見ることは、不確かな今日の世相に あって極めて意義深いことに違いない。
今回は日本近代文学の研究者として長年、小林多喜二に取り組んでこられた島村輝氏を講師に迎え、第5回カルチャー・フォーラムを開催いたしました。

 


[講演内容要約]
去る9月14日(日)午後3時15分より市民交流センターにおいて、
女子美術大学教授・島村輝氏を講師に迎え《今なぜ「蟹工船」なのか》
と題して第5回カルチャー・フォーラムを開催した。
実は島村氏の講演で分かったことだが、今日の「蟹工船」(小林多喜二作)ブームの一翼を担ったのが島村氏自身であった。
氏は長年日本近代文学、特にプロレタリア文学を研究されてこられ、03年に小林多喜二生誕100年・死後70年を記念し、我孫子市の白樺文学館で多喜二に 関するシンポジュームを主宰された。これが今日のブームの胎動を生むきっかけになったのである。しかしそれはあくまできっかけであって、底流にあったの は、拡大する格差社会、特に若者の希望や未来を消しかねないワーキングプアの激増にある。
この若者達の閉ざされた思いが70年近い時代を隔てて「蟹工船」に描かれた悲惨な状況への共感を生んでいる、島村氏はそう力説され、それが如何に巨大なう ねりになっているかは08年5月から僅か数ヶ月で50万分を突破する、やがてはミリオンセラーを窺うブームを巻き起こしているのであると解説されていた。 まさに《今なぜ「蟹工船」なのか》なのである。

このカルチャーフォーラムを契機として多くの方が改めて「蟹工船」を読んで頂きたいが、「蟹工船」が軽薄なトレンデイ小説に慣れた読者には意外に読みづ らい側面を持っているのも事実である。そのために島村氏は「蟹工船」の漫画本が新潮文庫として発刊された、とも紹介されていた。
漫画と侮るなかれ、今や漫画こそが近代文学や古典の最大の手引きなのである。「源氏物語」は御大層な文学者の現代語訳より漫画「源氏物語」(大和和紀 他)を読破した方が、はるかに紫式部の描く妖艶な、そして無常の世界に導いてくれると自信をもって言い切ることができるからである。(但し、この部分は島 村輝氏の講演ではなく、カルチャフォーラムを主宰している喜多の独断である)

 

無事、終了いたしました。 

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第4回 カルチャー・フォーラム開催!

「サミット後の環境対策」(講師:小町恭士氏)

2008.08.09(土) 15:15~17:30
市民交流センター会議室

 

 

 

先ごろの洞爺湖サミットの舞台裏を事実上取り仕切られた小町恭士氏を講師に迎え、まさに時宣を得た「サミット後の 環境対策」と題する第4回カルチャー・フォーラムを開催しました。

[講演内容要約]
去る8月9日(土)午後3時15分より市民交流センターにおいて、地球環境担当大使の小町恭二氏を講師に迎え《サミット後の環境対策》と題して第4回カル チャーフォーラムを開催した。

当日は講師から参加者全員に、27ベージにも及ぶ「気候変動問題に関する最近の国際交渉Jという貴重な資料を頂き、何十年後ではなく今すぐCO2削減に関 する国際的な取り決めをしなければ、地球環境は想像を絶する危機的状況を迎えるだろうとの探刻な予測を、豊富な資料に基づき解説して頂いた。

この問題に関する市民の関心が如何に高いか、予定時間を超えて小町講師との間に質疑応答が交わされたことでも如実に示されていた。

無事、終了いたしました。 

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第3回 カルチャー・フォーラム開催!

「古文書に四百年前の逗子を聴く」(講師:黒田康子氏)

2008.07.19(土) 15:00~17:00
市民交流センター会議室

 400年前の逗子に遡り、黒田康子氏を招いて『古文書に四百年前の逗子を聴く』と題する講演会を開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事、終了いたしました。 

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第2回 カルチャー・フォーラム開催!

「海軍と逗子と私」(講師:及川洋一氏)

2008.06.14(土) 15:00~17:00
市民交流センター会議室

郷土逗子の近代文化を研究されている及川洋一氏による 『海軍と逗子と私』と題する講演会開催いたしました。














無事、終了いたしました。


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第1回 カルチャー・フォーラム開催!

日本楽壇のリーダー
「指揮者 大友直人さん」と語り合おう!

2008.04.29(祝) 14:45~15:45(総会後)
新宿会館 (逗子市新宿2-2-24 TEL 046-873-1225)

「地域と音楽文化」の演題のもと、日本楽壇のリーダーとの熱い トークとディスカッション。



無事、終了いたしました。

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